世間は、冬至だ!そして風の時代だ!!などと言っておられる中、
かめびわんでは、初めての一大行事が執り行われておりました。
振り返ること、12月6日。
突然、我が家の庭に、新たな訪問者ならぬ、訪問ネコが・・・・
ちょびひげちゃん。

現我が家ネコで、元庭に迷い込んだ野良ネコちゃびんちゃんとは明らかに大きさも違うし、確実に大人ネコ。

まぁ、通りすがりかもしれないしと、この日は何もせず見守る。
翌日、また我が家に来られてたので、
TNR活動をされているお友達数人に報告&相談。
少しご飯を置いてみて、来るようなら捕獲機を置こうという事に。
TNR活動の過酷さは話だけ聞いて、知っていたので、
正直、
『もう来ないなら来なくてもいいよ・・・』
としり込みする自分もいました。
が、来はりますがな。毎日。

そして、数日後にはすっかりリラックスなさるように・・・・
これは、この家を飽きる前に、捕獲してリリースしないと!と、12月20日に捕獲機を借り、夕方にセッティング。
昼間には、気持ちが落ち着かないまま、『葛城一言主神社』に一陽来復のお札をいただきに行きました。
捕獲機を置くときは、ちゃびんちゃんの時もでしたが、無事に入ってくれるだろうか。
ケガしないだろうか、入ってから暴れて傷にならないだろうか・・・・・
それに、リラックスしている姿も見ているので、薄くとも築かれた信頼関係が壊れる怖さも感じたり、いろんな感情と向き合いながら、それでもこの子の体や今後の事を考えて、設置するのです。

そして、置いた日に限って、来るのも遅く、ドキドキの時間が続く・・・・
日が暮れたころに、ようやく来られたちょびひげちゃん。
無事、捕獲はできましたが、私の心が折れるくらいに、シャーとアタックの嵐。
保護活動されてる方に聞くと、爪が剥がれたり、肉球がもげるほど、暴れる子もいるとのこと。
布で包んで暗くして、夜は冷えるので、ペット用ホットマットを置いて、一晩過ごしてもらうのですが、心配で寝付けない。
(まぁ、寝ましたけど‥‥)
朝様子を見に行くと、かなり夜中にも暴れた様子。
かわいいお顔に傷もできてしまっていました( ;∀;)
保護活動してくださってる方が、病院へ連れて行ってくれて、夜に戻ってくるまで、ドキドキ・・・・・・
そして、女の子と思っていたちょびひげのチョビコちゃんは、
男子と判明(笑)
家に戻ってきて、捕獲器から解き放して、立ち去っていく姿を見ながら、もう来ないのかもしれないなぁ‥‥というさみしさもこみ上げましたが、
これで、近所に雌猫ちゃんがいたとしても、この子の繁殖分は減るので、それでよし。と思うように。
翌日、保護活動さんたちには、すぐには帰ってこないよー。と聞いていたものの、万が一があるので、(手術当日は何も食べてないので・・・)
ダメもとで、ごはんを置いて、温かい場所は整えておいたのです。
そしたら、ご飯がなくなってる!!!!
朝は気付かなかったので、夕方もう一度ご飯をセッティング。
すると、以前よりはかなり警戒しながら、ちょびひげくん、再訪問!!!

捕獲の時に入れていたフェルトマットにちょびひげくんのおしっこの匂いがついていたので、洗って干していたのですが、その匂いもスンスンチェック。

しばらく、お庭を探索して、立ち去って行かれました。

お顔の傷はあるものの、体も元気そうでほっとしました!!
TNRを経験して
↓↓↓
猫の餌やりって、やり始めると、来てくれるのが可愛くって、ついつい、あげ続けてしまう気持ちはめっちゃくちゃわかるけど、餌やりをするなら、地域のことも考え、やはり、責任をもって去勢・避妊をしてリリースして、地域ネコとして見守ってあげないとと、改めて強く感じました。
避妊や去勢に反対意見を持っている方の気持ちもわからなくはないけれど、無責任にかわいいからというだけで、餌をやり続けた結果、最初1匹だった猫ちゃんが、翌年には10数頭になっているというのは、本当によくある話。
そうなる前に、1匹1匹、向き合っていくことで、近親交配も防ぐことができるし、雌猫ちゃんが毎シーズン子供を産むというような、ハードな生活を送らなくて済むようになる。
お金もかかるし、ちょっと餌を上げただけで、なんでそこまで責任を取らないといけないの?と思うかもしれない。
だけど、関わるのなら、かわいい、よい部分だけを見守る気持ちはいったん捨てて、その猫の体の事や、地域の事を考えた行動をとるようにしてほしい。
私も自分自身がTNR活動に参加するつもりは全くなかった。 近所で、あまり猫を見かける機会もなかったし、家にもこなかったし、TNR活動の大変さは知っていたので、寄付や、必要なものを送る。などのサポートはしても、実際にかかわりたくはないというのが本音でした。
正直、1度経験しても、捕獲の時の心配や不安、猫が感じるだろう不安などを考えると、何が正解かわからなくなるし、足もすくむし、見て見ぬ振りもしたくなる。
だけど、こうやって、また、すぐに戻ってきてご飯を食べてくれている子を見ると、つらかっただろうし不安やったろうけど、今後の健康を少しは守ってあげることができたのかな?とも思う。
どうか、餌だけを上げてしまっている人がこの記事を読んだとしたら、考え